酒気を帯び車盗む/市内学校勤務の事務職員
駐車場から車を盗んだとして宮古島署は10日午前3時43分、学校事務職員の男(30)=平良久貝=を窃盗(自動車盗)の疑いで逮捕した。逮捕時、男からは基準値以上のアルコールが検知され、車は縁石に乗り上げた状態だったという。男は容疑を否認している。一方、宮古島市内の学校事務職員が逮捕されたことを受け、市教育委員会の宮國博教育長は「報告は受けた。情報を精査していきたい」と話した。
同署によると、男は同日午前2時55分ごろ、平良下里にあるコンビニエンスストアで29歳の会社員の男性が買い物をするために、鍵を付けたまま乗用車を駐車したところ、男が車に乗り込み、走らせたという。
その後、被害者が縁石に乗り上げた状態の車を発見し通報。駆け付けた警察官が現行犯逮捕した。逮捕された男からは基準値の約7倍のアルコールが検出されたという。
男は「車を運転したのは覚えているが、(車を盗んだことについては)覚えていない」と容疑を否認している。
市教育委員会の宮國教育長は今月2日、生涯学習部の40代男性職員が元妻への暴行などの容疑で大阪豊中警察署に逮捕され、停職1年の処分となったことを受け、全職員を対象に「一日も早い信頼回復を得られるように努力しよう」などと訓示した。
わずか1週間での職員逮捕に「とんでもない話。このような事実があったと報告は受けたが、現段階では本人に確認もできないため、情報を精査していきたい」と話した。