成果、周囲に伝える/豆記者が取材活動報告
宮古地区豆記者交歓会(本村幸雄会長)は11日、第58次本土派遣豆記者取材報告会を宮古教育事務所5階研修室で開いた。宮古から参加した8人は、「北方領土について正しい知識を持ち、周りの人に伝えていきたいと思った」、「日本人とロシア人との北方四島交流がビザなし交流であることを初めて知った」などと取材成果を発表した。
今回の本土派遣豆記者には県内から50人が参加し、そのうち宮古からは8人が参加した。
報告会で、本村会長は「取材してきた多くのものを、1人だけのものにするにはもったいない。みんなのものにして共有していきたい」と取材活動の目的を述べた。
父親代表で荷川取大輔さんは「息子が心身ともに大きく成長したので感動した」、母親代表で内間梨恵さんは、27年前に豆記者として参加したことがあるという。「息子の成長に安堵(あんど)し、たくましく思えた」とそれぞれ語った。
宮古の豆記者は▽荷川取宏太君(平良第一小6年)▽内間好晟君(久松中1年)▽中尾美文さん(平良中1年)▽座間味奏愛さん(同)▽宮国藍さん(同)▽下地愛琉さん(久松中2年)▽石川美里さん(同3年)▽八幡領君(狩俣中3年)-。
取材日程は7月29日~8月3日までの5泊6日で、根室市長、北方領土対策本部長を表敬訪問したほか、根室市の納沙布岬(のさっぷみさき)と北方館を見学した。