歩道整備工事に着手/大道線
国家公務員宿舎前道路
宮古島市が進める大道線(2工区)道路改築事業は今年度、道路の狭隘(きょうあい)が指摘されていた国家公務員宿舎前部分への歩道整備に着手する。現在はフェンスがある部分が撤去され、2メートルほど拡張されるという。同事業は2012年度に事業化され21年度の事業完了を見込む。総事業費は約19億円で、18年度末現在の進捗(しんちょく)は45・5%(事業費ベース)となっている。
大道線はファミリーマート東仲宗根店のある東環状線との交差点を起点として、国家公務員宿舎のある国道390号線(バイパス)との交差点を終点とする総延長1890メートルの幹線道路。整備が進められているのは県道190号線(新里線)からバイパスまでの延長890メートル間で整備が進めば道路幅員は15メートルに拡張され、道路両側に歩道も整備される。
整備は2工区に分かれており、1工区は新里線交差点からサンエーカママヒルズ店前交差点、2工区は同交差点から国家公務員宿舎前まで。今月からの工事は道路の狭隘が指摘されている2工区の国家公務員宿舎前の道路で約70メートルの長さで歩道を整備する。
市都市計画課では「現状で交通量も増加しており、車が行き交うと歩行者が通れないこともある。安全確保の観点からも早期に整備する必要があると考えている。予算の関係もあるため、できる所から随時対応していきたい」と話した。
一方、市では同事業に向けて19年度予算として県に2億7200万円を要望したが決定額は390万円だった。