公共施設被害1億1300万円/台風13号
体育館の屋根吹き飛ぶ/各支所に洗濯機、充電器設置
宮古島市は6日、台風13号による公共施設の被害状況をまとめた。市総合体育館は屋根の頂点部分が吹き飛び、上野のリフレッシュパークは壁が損壊した。市の施設は47カ所で被害が確認され、被害額は1億1300万円を見込んでいる。大規模な停電が続いていることから、各支所に発電機を設置して電源を確保、洗濯機設置と携帯電話等の充電に対応する。沖縄電力によると、停電(高圧線)の復旧は7日夜になる見通し。
6日午後5時から下地敏彦市長が市役所平良庁舎で会見し、市がまとめた被害状況を説明した。市の施設では47カ所で被害が確認され、市総合体育館は屋根が吹き飛ばされ被害額は2500万円、リフレッシュパークの壁の損壊で2000万円など合わせて1億1300万円の被害があった。学校給食センターでは水浸しになった食材が一部あり、週明けの給食に影響する可能性がある。民間住宅では床上浸水が1件、福祉施設3カ所でも浸水などの被害があった。
6日午後6時で1万7000世帯で停電しており、市民生活に大きな影響を与えていることから、7日午前に市役所の城辺、上野、下地の各支所と池間公民館に洗濯機を設置して市民が利用できるようにする。併せて携帯電話やスマートフォンの充電に対応するよう電源を確保する。利用は午後5時まで。平良庁舎1階ロビーでも充電に対応している。
また停電の影響で市役所上野支所、上下水道部で各種証明の発行ができなくなっている。水道納付書等以外の住民票、戸籍などの行政サービスは上野支所を除く平良庁舎、城辺、下地、伊良部の各所で対応が可能となっている。