粗糖1300㌧初出荷/宮糖伊良部工場
本土向け貨物船に積載
2010/11年産の製糖操業中の宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)は28日、宮古ではトップを切って本土向け貨物船に初荷の粗糖1300㌧を積み込む作業を開始した。年内に岡山県へ出港する見通し。
初荷式で、宮古製糖の安村勇社長は「私が社長に就任して、初めての出荷。3月までの長丁場の製糖操業なので、なお一層気を引き締めて無事故・無災害で頑張ってください」と激励し、貨物船の航海安全を願った。
この後、粗糖を満載した大型トラックは、貨物船の栄球丸(499㌧)が接岸している長山港へ輸送。粗糖はベルトコンベヤーに乗せられ、船倉に流し込まれた。
この日は6日の操業開始から22日。今期は前期より2920㌧減収の6万630㌧、反収は平年並みの7・8㌧を予想している。
27日までに1万675㌧の原料を搬入・処理した。処理した73%、7845㌧が基準糖度(13・1度)以上。糖度は、平均13・63度、最高17・7度、最低8・7度。生産農家のトン当たりの平均手取価格は2万1609円。
製糖操業は来年3月31日までの118日を予定。
一方、宮古製糖城辺工場、同製糖多良間工場、沖縄製糖宮古工場の3工場は、年明け1月7日から製糖操業を開始する。