市消防本部救急隊を表彰/緊急医療の貢献など評価
【那覇支社】県内の救急医療に貢献した団体や個人をたたえる「2019年度県救急医療関係功労者知事表彰式」が9日、県庁で開催された。宮古地区からは「団体功労」の部門で宮古島市消防本部救急隊が表彰された。表彰式に出席した市消防本部消防署の上原昭宏署長は「関係機関と連携しながら、救命にまい進していきたい」と力を込めた。
市消防本部救急隊は、年間3000件を超える救急搬送実績があるほか、17年度には海上保安庁と協定を締結することで連携を強化して急患空輸体制の構築に尽力している。予防救急の周知に積極的に取り組んだことなども、高く評価された。
表彰式で、県保健医療部の砂川靖部長は「今後とも、県の救急医療提供体制の確保・充実を図るため、より一層の支援と協力をお願いしたい」とあいさつした。
表彰式後、上原署長は「どうすれば尊い命が助かるのかについて、日々考え努力したことが認められ大変うれしく思う。今後も関係機関と連携して、スピーディーに対応して人命救助に努めていきたい」と力を込めた。
県では、9月9日の「救急の日」を含む「救急医療週間」(9月8~14日)の一環として、長年にわたり県内の救急医療対策の確保に貢献した団体と個人を表彰している。関係者の意識を高めるほか、救急医療に対する県民の正しい理解と認識を深めることが目的で、今年度は1団体3個人が受賞した。