車窃盗の学校職員を免職
県教委
宮國教育長 「深くおわび」
宮古島市の学校に勤務する事務職員(30)が酒気を帯びた状態で車を盗み、逮捕された問題で、県教育委員会は12日、当該職員を免職処分とする懲戒内容を発表した。これを受けて市教育委員会の宮國博教育長が13日、市役所城辺庁舎で会見を開き、「学校教育への信頼を損ねたことを深くおわびしたい」と謝罪した。
県教委によると、当該職員は、8月9日午後7時30分ごろから自宅や飲食店で飲酒した後、10日午前2時55分ごろ、平良のコンビニエンスストアで車を盗んで運転した。同日午前3時43分ごろ、宮古病院付近で縁石に乗り上げていたところを警察に逮捕された。
県教委は、同職員の行為が地方公務員法第29条第1項第1号(法令違反)及び第3号(全体の奉仕者たるにふさわしくない非行)の規定に該当するとして、免職の懲戒処分を科した。
処分決定を受け、市教委の宮國教育長は「市民及び関係各位に迷惑を掛けたことと、学校教育への信頼を大きく損ねたことを深くおわびしたい」と謝罪した。
2016年12月、17年5月、18年7月に続く飲酒絡みの不祥事については「連続で同様の不祥事が起きている。委員会としては法令順守と服務規律の徹底を呼び掛け続けてきたが、再びこのような不祥事が起きて免職者を出してしまったことを極めて残念に思う」と話し、再発防止に全力で取り組む考えを示した。