屋根修繕、長期化か/市総合体育館
フロア中央は当面使えず
台風13号の直撃を受けて屋根の一部が吹き飛ばされた市総合体育館の修繕に時間を要しそうだ。市教育委員会によると、2、3カ月はかかる見通し。現状は雨漏り対策のブルーシートが敷かれていてフロアの中央部は使えない。修繕作業と並行して中央部が使えるかどうかは不透明な状況。
体育館の屋根の一部は暴風にあおられて吹き飛ばされた。内部から屋根を見上げると、ぽっかりと穴が開いた状態で空が見える。
体育館を管理する市スポーツ協会は、当面の措置としてフロア中央部の15㍍四方にわたってブルーシートを敷き、雨漏り対策を講じている。水がたまっては抜く作業を続けているが、ここ数日間は「抜いたそばからたまる」という状況だ。
市教委によると、業者との協議で屋根の修繕には2、3カ月はかかる見通しだという。この間、卓球やバドミントンなどのサークル活動は可能だが、フロアの全面が使用できるかどうかは今後の修繕作業の進め方によるものとみられる。
すでに、台風前に予約を入れていたいくつかの団体には「使用できない」旨を伝えている。しばらく全県的な大会など大きなイベントは入っていないが、修繕作業が長引くと支障は避けられそうもない。
市総合体育館は、もともと大規模改修に着手する予定だったが、今回の台風被害を受けて、建て替える方針に切り替えている。