聖地に集いフラ奉納/カギマナフラ
島の発展、交流促進祈願
「カギマナフラin宮古島2019」の奉納舞が4日午前、伊良部佐和田のホテルてぃだの郷の庭で行われた。聖地に集まった出演者がフラを奉納し、島の発展と交流促進を祈願した。
前回2018年は台風で中止になったため、今年は2年ぶりの開催。その幕を開けるのが奉納舞で、出演者ら約50人が参加した。
参加者は、奉納舞に先立ち、島内のピャーズ御嶽とヌーシ御嶽を回って大会の成功と島の発展、出演者の交流促進を祈願した。
その後、眼前に雄大な佐和田の浜を望む聖地で奉納舞を行った。はじめに地元のツカサが神歌を歌って祈りをささげた。出演者も座して目を閉じ共に祈願。2年ぶりとなるフライベントの成功を誓い合った。
この後、県外からの出演者がフラを踊った。青い海と空に囲まれた南国特有の環境下で優雅に舞い、フラの魅力を再確認した。
「ハウ オリーズ マサコアケタフラスタジオ」の皆さんは、フラを基礎とする新しいカテゴリーの「心音天舞」を披露した。
全身を使い、優雅に、語り掛けるような踊りを奉納した。主宰の緋田雅子さんは「宮古島が幸せになりますように」と空に向かってささやき、大会の成功と島の発展を願っていた。
最後はクイチャーで締めた。事務局の平山茂治次長は「参加者が多く良いスタートが切れた。トゥリバーフラ、コンペティションともに多くの市民の来場を呼び掛けたい」と話した。