係留浮き桟橋増設へ/トゥリバー地区マリーナ
市、来年度にも事業化
宮古島市は平良港トゥリバー地区マリーナのビジターバース(浮き桟橋)の増設を計画している。急増するマリンレジャー船の需要に対応するためで、早ければ2020年度にも事業化する。
同マリーナは06年に供用開始し、艇長15メートル以内のプレジャーボート等に36隻分の浮き桟橋と陸上部に30隻分の置き場が確保されている。浮き桟橋は15メートル以内16隻分、9メートル以内20隻分がある。
現在設置されている浮き桟橋と同形状での増設を計画しており、対応隻数は倍増の72隻となる。
市港湾課によると現在、浮き桟橋は全て係留契約されており、ほとんどが年間契約で空きはない状況。係留希望者の問い合わせが後を絶たず、順番待ちの待機者が16件あるという。
市港湾課は「観光入域客の増加に伴って、ダイビングなどのマリンレジャーも伸びている。バースの空きの問い合わせも多く、今後も需要は増えるだろう。また関東地方の有名マリーナと比較して係留料金の割安感があるのではないか」と話している。
宮古島市の浮き桟橋使用料は艇長5メートル未満で年間9万4920円、15メートルでは年間28万7475円になる。市は18年度、1260万円の使用料収入があった。