鏡原がグランプリ/中学校ダンスフェス
全校生徒101人で圧倒/MVPも鏡原の伊良皆君
第17回全宮古中学校ダンスフェスティバル(主催・宮古地区中学校体育研究会)が5日、北中学校体育館で開催された。9校9チームが出場し、最高賞のグランプリには、はじけるようなダンスを披露し、会場全体を圧倒的に巻き込んだ鏡原のチーム「101人のガミー」が輝いた。際だって表情豊かな生徒に贈られる個人賞(MVP)には鏡原のダンスを引っ張った伊良皆玲司君(3年)が選ばれた。
ダンスフェスティバルは表現する楽しさや創作する喜びを感じさせ、豊かな表現活動の充実を図る目的で開催されている。体育の授業でダンスが必修化され、各校の運動会ではダンスが演じられており、フェスティバルでは運動会で実演したダンスで競い合っている。
開会式では前年グランプリの下地から優勝旗が返還された。体育研究会の濱川泰成会長は「皆さんは夏休みから運動会に向けてダンスの練習をしている。披露するのは運動会の1回のみ、また運動会はどの学校も同じ時期に開催されるので他校のダンスを見る機会がないということで、ダンスフェスティバルは始まった。きょうはほかの学校のダンスを見て、自分たちと違うところを学んでほしい」と激励した。
9校9チーム総勢約450人が躍動感あふれるダンスを踊った。会場には保護者らも多く詰め掛け、手拍子を打ちながら声援を送った。伊良部島、上野、城辺、下地、久松、鏡原、狩俣、北、平良の順に踊った。各チームとも数曲を織り交ぜて、メリハリを付けて、観客を楽しませた。
鏡原は「ダディー」など6曲の組み合わせで10分間踊りきった。全校生徒で取ったグランプリにチームリーダーの伊佐紀乃華さんは「優勝と聞いてびっくりした。うれしかった。みんなが盛り上がって、きょうはいつもより良かった」と喜んだ。
優秀賞は上野の「Mr・UENO」と平良の「チーム3年1組」だった。