池城さんに局長表彰/総務省自治税務局
業務歴19年余 自主財源確保に貢献
市納税課課長補佐の池城孝治さん(51)がこのほど、総務省自治税務局長表彰を受賞した。県内では唯一の受賞となる。納税業務歴19年6カ月、自主財源確保に向けた池城さんの多大な貢献が認められた。
池城さんは1997年に旧平良市で採用。2000年から3年間、県税課に出向した。03年に旧平良市に戻って以来、税務担当として職務に精励してきた。
この間、05年の市町村合併で落ち込んだ徴収率の引き上げに奮闘。コンビニ納付導入の際には中心的役割を果たし、13年に実現させた。その結果、現在の徴収率は97%以上を誇り、県内11市の中で5番目に良い。
局長表彰は、こういった池城さんの長年の業務が認められた形。今月7日に東京都内で表彰を受けた。11日に市納税課の友利勝彦課長とともに下地敏彦市長に受賞の報告を行った。
池城さんは、これまでの納税業務を通して「自主財源の重要性を身に染みて感じている」と行政サービスの維持・拡充に向けた納税の役割と責任に触れた。その上で「過去最も苦労したのがコンビニ納付の導入時期だが、この際には市長にも相談させてもらって『やろう』と言ってくれた。今では市民の間でも理解が広がり、税金が納めやすい環境になった」と感謝した。
受賞を機に「さらに研究を重ね、徴収率向上のために頑張りたい」と話した。
報告に下地市長は「長年よく頑張ってくれた」と受賞をたたえ、「おかげで宮古島市の徴収率は県内でも高い。このまま維持できるように、さらに頑張ってほしい」と激励した。