804点の力作並ぶ/書心会、本社主催
全宮古書道展開幕
多くの家族連れが鑑賞
第38回全宮古書道展(主催・書心会、宮古毎日新聞社)が19日、市未来創造センター内の中央公民館ホールを会場に2日間の日程で開幕した。今回は児童・生徒(幼児含む)、高校・一般、特別支援の3部門に計764点の応募があった。応募作に加え、役員・会員・招待・交流作品40点を加えた804点を展示。初日から多くの家族連れらが来場し、力作を鑑賞したり、自分の作品の隣に並び記念撮影をする姿なども見られた。書道展最終日20日の開催時間は午前9時30分から午後5時まで。
今年の書道展の表彰式は14日に行われていて、特別賞受賞者として児童・生徒の部から21人、高校・一般の部から18人、特別支援の部から6人の計14人に賞状が贈られた。児童・生徒の部の大賞には平良中学校3年の下地琉愛さん、高校・一般の部大賞には一般の平良美佐恵さんが選ばれている。
児童・生徒の部では学年ごとに出品作の課題を設定。今年は幼児が「いし」、小学1年が「つり」、同2年は「ほん」、同3年は「山のぼり」、同4年は「生きる力」、同5年は「文字の形」、同6年は「世界平和」、中学1年は「宇宙旅行」、同2、3年は「神秘的星界」だった。
会場では応募作のほか、韓国や石垣からの交流作品や招待作品、主催者役員の作品も展示されている。
書道展初日は、出品者とその家族や書道ファンらが多数来場。作品が一堂に展示された会場で鑑賞しながら、気になった作品を見つけては立ち止まってじっと眺めたり、写真に収めたりしていた。子供たちは自分の作品を見つけると保護者らに「あったよ!」と声を掛けていた。
書心会の宮城公子会長は「初めての会場で開催するというのでレイアウトなど考えたが来場者たちに好評で良かった。出展数は減少傾向にあるがその分レベルは高くなっている。また、こうして展示会をすることで子供たちの次に向けてのやる気や継続力につながると思う」と話した。