福祉向上へ活動展開/AWWA
市長訪ね取り組み紹介
島の福祉施設へ車両や機械設備などの寄贈を続けている米国福祉事業協会(AWWA)のメンバーが21日に来島した。
トレーシー・スティール会長は同日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、これからも宮古地域の福祉向上のために活動していくことに決意を示した。
今後の取り組みについて、トレーシー会長は「長年にわたり、宮古島の人たちと友好が保たれていることをうれしく思う。これからも責任感を持ってこの交流を継続していきたい」と話した。
表敬に同行した障害者総合支援施設青潮園の下地勝男施設長は「宮古でも、各福祉施設に寄付をしてもらっている。同協会は県全体で10億円余の寄付を行ってきた。そうした慈善活動を多くの人に知ってほしい」と呼び掛けた。
下地市長は「こうして、皆さんが地元の人たちと仲良くすることは良いことだし、さらにいろいろな分野で交流を深めてほしい」と話した。
AWWAは、県内の福祉施設に寄付・寄贈活動を行うボランティア団体。宮古島の福祉施設にも車両や大型バス、洗濯機などを寄贈して援助を続けている。
今回は、複数の施設を訪問し、その取り組みやそれぞれの要望内容を確認した上で、今後の支援のあり方を考えるとしている。