11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2019年10月26日(土)8:59

五穀豊穣、子孫繁栄を祈願/男性らがパレード

西原のミャークヅツ「中日」


男性らが集落内を練り歩き、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した=25日、平良西原

男性らが集落内を練り歩き、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した=25日、平良西原

 平良西原のミャークヅツは「中日」の25日、集落を練り歩くパレードが行われた。数え50歳以上の男性が参加し、五穀豊穣(ほうじょう)旗や自治会旗、国旗を手に「うやきーゆなうらしよー(裕福な世にしてくれよ)」とはやしながら踊り、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した

 パレードには、黒のスーツ姿に白のタオルを鉢巻きにした「マスムイ」と呼ばれる男性や、白のワイシャツにネクタイ姿のお年寄りたちが参加した。

 午後3時ごろに仲間御嶽を出発。「ジャー(座)」と呼ばれる広場までの約1キロを、「ミャークヅツのアーグ」や「西原のクイチャー」の歌に合わせて、力強く大地を踏みしめながら踊りを披露した。

 沿道には観光客や地元住民らが大勢集まった。地域の園児や児童、生徒も地域の伝統行事を見学した。園児たちは見よう見まねでクイチャーを踊っていた。

 ジャーでは「奉納相撲」が行われ、新入生が力を競い合った。豪快な投げ技を見せたり、笑いを誘う取り組みを見せたりと、会場を大いに沸かせた。

 この日は午前5時から今年誕生した子供を神に報告する「マスムイ」が執り行われた。今回は出身家族から30人の子供の誕生が報告された。

 愛知県名古屋市から参加した池間恵哲さん(53)は、ミャークヅツのために4日間の休暇を取った。「毎年参加している。ミャークヅツは地域の大事な伝統行事。毎回参加することを楽しみにしている」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!