緑化月間で公園愛護活動
100人がパイナガマ公園清掃/造園建設協支部など実施
10月の「沖縄都市緑化月間」にちなみ、県造園建設業協会宮古支部や県宮古土木事務所、宮古島市は29日、都市公園愛護活動の一環として、パイナガマ公園で清掃活動を行った。関係者や市民ら約100人が参加。遊歩道に伸びてきた雑草の刈り取りや、樹木の剪定(せんてい)作業などに汗を流した。
同月間は、都市の緑化や都市公園、街路樹などの整備保全を推進し、住民による緑豊かな街づくりを促進することを目的に実施されている。
期間中はうるま市で沖縄都市緑化祭が開催されたほか、都市緑化功労者・団体の表彰、県内各地の都市公園で清掃活動が実施されている。
今年度の全国統一テーマは「ひろげよう 育てよう みどりの都市」。県はサブテーマに「ひとつぶの 種からうまれる 未来と希望」を掲げている。
参加者たちは、割り当てられた区域で雑草を刈り取ったり、捨てられた空き缶なども分別して集めたりして、公園の美化に努めた。
開会式で、県造園建設業協会宮古支部の下地勇榮支部長は「今回の活動をきっかけに、緑化推進に理解を深めていただき、なお一層の公園を愛する気持ちが高まることを期待する」とあいさつした。
宮古土木事務所の平良勝一所長は「多くの観光客、地域の皆さんによって利用されている公園。作業を通してより親しまれる公園となれば幸いだ」と語った。
清掃後は苗木の無料配布が行われ、用意された200本のコバサンダンカの苗が参加者に贈られた。