「島野菜で健康に」
野菜ソムリエ徳元さん講演/JA宮古地区女性部主催
JAおきなわ宮古地区女性部(花城啓子部長)は29日、宮古地区本部ホールで野菜ソムリエの徳元佳代子さんを講師に招いた講演会を開いた。徳元さんは「おきなわ島食材の魅力」と題し、島野菜の栄養成分や食べ合わせなどを解説した。
徳元さんは体が酸化すると老化が進み、病気になりやすいとし「体内のミトコンドリアの量を増やして健康を維持するためには抗酸化作用の高い食事が重要。沖縄の伝統的農産物が抗酸化力がすごいので、島野菜を積極的に取った方がよい」と勧めた。
島ラッキョウはゴボウの約4倍、キャベツの50倍の食物繊維があり血糖値上昇の抑制効果が期待されるという。レンコンはポリフェノールが多く含まれ、ビタミンCはレモン果汁と同じくらい。デンプン質を多く含むのでビタミンCの損失が少なく、抗酸化作用はトマトの10倍以上などと解説した。ゴーヤー、カンタバー、長命草、ヘチマなども紹介した。
講演前に花城部長は「島野菜が体に良いとは聞くが、身近にありすぎてよく分からないことも多い。徳元さんの話を聞いて健康寿命を延ばしていきたい」と呼び掛けた。