特支教育に理解深める/わいどーティーチャーズ研究会
教員対象にスキルアップ研修
第1回スキルアップ研修会(主催・わいどーティーチャーズ研究会)が5日、県宮古合同庁舎で開かれた。宮古地区の教員ら約70人が参加。特別支援教育や児童生徒との信頼関係の構築について理解を深めて、指導や支援の資質向上に努めた。
児童発達支援・放課後等デイサービスの「レジリエンススポーツセンター」の代表を務める栄孝之さんが、「通常学級・特別支援学級における児童生徒との関係作り」をテーマに講話した。
栄さんは「素晴らしい指導支援であっても一方通行では何も生まれない。子供が自ら『できるようになりたい・変わりたい』と行動に移せる指導支援がポイントだ」と強調した。
子供たちと気持ちを分け合うためには、よく観察することを挙げ、違いに気付いて違いを認めることや、感謝や喜びなどの声掛けをすることで勇気づけることが重要だと説明した。
研修会では、2人や4人のグループに分かれ、ウオーミングアップのゲームをしたり、互いの意見を交換したりするなど相違性の楽しさや難しさについて理解を深めた。
主催した「わいどーティーチャーズ研究会」は、教育関係者を中心に今年10月に発足された。特別支援教育や学級経営、授業研究における教育の質的向上と福祉の推進を図ることを目的としている。