発表や討議で発展探る/県公民館研究宮古大会
「地域の特性・人材・文化を生かす公民館活動を目指して」をテーマにした第49回県公民館研究大会宮古大会(主催・県公民館連絡協議会、宮古地区公民館連絡協議会)が8日、市未来創造センターで開かれた。県内6地区から、公民館や生涯学習、社会教育などに携わる関係者ら約250人が出席。実践発表や討議を通して公民館活動の充実と発展を探った。
県内6地区の持ち回りで開催されており、宮古大会は6年ぶり。
開会行事であいさつした県公民館連絡協議会の田端一正会長は「住民が地域づくりに参加し、住民同士の交流を深めるとともに、地域課題の解決や文化の継承などを担う役割として、社会教育、生涯学習の拠点としての公民館が注目されている」と指摘。その上で「参加者が本大会の成果を持ち帰り、活力ある地域づくりの担い手になることを期待している」とあいさつした。
平敷昭人県教育委員会教育長(代読・半嶺満県教育指導統括監)が祝辞、下地敏彦市長(代読・宮國博教育長)が歓迎のあいさつをそれぞれ述べた。
引き続き表彰式が行われ、地域の活性化に貢献している公民館や、公民館の整備充実に貢献し社会教育の発展に努力した職員らの功績をたたえた。
受賞者を代表してあいさつした宜野座富夫さん(浦添市浦西自治公民館長)は「受賞は大きな励みになる。今後とも学校や団体、サークルなどと連携し、地域に根差した活動に取り組んでいきたい」と喜びと抱負を語った。
午後からは、三つの分科会に分かれて各テーマに沿った実践発表や討議が行われた。
表彰された皆さんは次の通り。(敬称略)
【優良公民館】浦西自治公民館(浦添市、宜野座富夫館長)
【優良職員】我喜屋盛永(沖縄市センター自治公民館長)▽阿波根直則(読谷村都屋自治公民館長)▽名嘉眞朝榮(同長田自治公民館長)▽比嘉昭徳(同瀬名波自治公民館長)▽高宮城実与(同牧原自治公民館長)▽石川仁孝(浦添市前田自治公民館長)▽川畑政和(同緑ケ丘自治公民館長)▽宜野座富夫(同浦西自治公民館長)▽知花聡(同陽迎橋自治公民館長)▽新城洋子(同県営沢岻高層住宅自治公民館長)
【功労者】前花雄二(石垣市宮良自治公民館建設期成会長)▽仲野英則(同川平自治公民館財政・運営問題検討委員長)