「今年はジャンプの年に」/新春の集い
530人参加し飛躍願う
2011年宮古島市新春の集い(主催・同実行委員会)が4日、市内のホテルで開かれた。市内の企業や各種団体の代表や役員ら約530人が参加し、新しい年の始まりを祝うとともに今年1年の飛躍を願った。下地敏彦市長は「今年はジャンプの年にしたい」との思いを示すとともに「活力ある宮古島市とするためには市民の協力が必要」と市政への支援を呼び掛けた。
毎年恒例の行事となっている新春の集いは、「琉球舞踊穂花会『宮古舞踊団』んまてぃだの会」による「かぎやで風」で幕開け。下地市長は新年のあいさつとして「市長となって2カ年が過ぎ、今年で3年目となった。1年目はホップ、2年目はステップの時代、そして卯年である3年目はジャンプの年にしたいと思っている」との抱負を示した上で「今年は大きな事業がいくつも始まるが、市役所だけではなく、市民が一丸となって協力しなければ活力ある市にすることはできない」と市民に市政への支援と協力を求めた。
市議会の下地明議長は「今年を市飛躍の年として、市民のニーズを的確に市政に反映させ、市民の暮らしと健康を守るため、議員一同が全力を傾注していきたい」との思いを示した。
その後、樽酒鏡開きで下地市長をはじめ各界の代表ら17人が「よいしょ、よいしょ、ようしょ」の掛け声に合わせ勢いよく鏡を開くと会場からは盛大に拍手が送られた。
宮古島商工会議所の下地義治会頭は「今年は飛躍の年になると思う。ぜひ、皆さんで市と商工会議所を後押しして」、宮古島観光協会の豊見山健児会長は「宮古の観光客数は昨年11月末現在、前年比で23%増加している。誘客を全力で支え宮古の活性化につなげたい」、JAおきなわ宮古地区本部の岡村幸男本部長は「昨年は豊作の年だった。JAとしては地域農業の発展のために全力で取り組みたい」とあいさつし、それぞれが乾杯の音頭をとった。
ステージでは「んまてぃだの会」のほか飯島バレエスクールの子どもたちや宮古民謡協会の役員らが余興を披露し、会の盛り上げに一役買った。