市長にプロ入り報告/伊志嶺翔大さん
開幕1軍入りに意欲
2010年プロ野球新人選手選択(ドラフト)会議でロッテに1位指名された、宮古島市出身の伊志嶺翔大さん(東海大4年)が2日、下地敏彦市長を訪ね、プロ入りを報告するとともに「どこでも守れと言われたら守っていく」と述べ、開幕1軍入りに意欲を示した。
昨年11月に契約金1億円、年俸1500万円プラス出来高払いで仮契約した。背番号は5。
伊志嶺さんは「日本一になったチームなので(レギュラー獲得に向けて)頑張りたい」と抱負を語った。
下地市長は「1位指名されたことは素晴らしい。プロの世界は厳しいと思うが、体をいたわりながら頑張ってほしい。宮古出身ということで、みんなが応援している」と話した。
伊志嶺さんは2月1日から石垣島で行われるキャンプに向け同球団の寮に入り、自主トレなどで調整するという。
市長表敬前には宮古毎日新聞社を訪れ「多少の不安もあるが、1日も早くプロとしてプレーしたいという気持ちが強い」と意気込みを示した。「この島で育ててもらったことに感謝している。最高のプレーを見せることが恩返しと思っている」と語った。
平良覚社長は「プロでの活躍を紙面で紹介していきたい。期待している」と激励した。
父秀行さん、母史子さんも同席した。
伊志嶺さんは平良下里出身。南小、平良中を経て沖縄尚学に進学し、2年時に春夏連続で甲子園に出場した。卒業後は東海大に進学、2年春から外野の一角を担い、大学日本代表に選ばれた。世界大学選手権では銅メダルに輝いた日本代表の主将を務めた。178㌢、76㌔。右投右打。