教育・文化
2019年11月19日(火)8:55
継承、発展へ成果披露/宮古民謡保存協「民謡の夕べ」
歌、三線と踊りで魅了
宮古民謡保存協会(喜屋武稔会長)主催の第24回宮古民謡の夕べが17日、マティダ市民劇場で開かれた。市内の各民謡研究所で学ぶ会員らが多数出演し、宮古民謡の継承とさらなる発展を願って日ごろのけいこの成果を披露した。舞台では、出演者たちが歌、三線と踊りで観客を伝統音楽の世界へ誘った。
あいさつで喜屋武会長は「昔から人々は歌や踊りで喜びを分かち合い幾多の苦難を乗り越えてきた。宮古民謡がこうして各団体の協力で広く普及発展していることは喜ばしいこと。協会としてもこれから保存継承を図り後世に伝える研究を重ねていきたい」と話した。
舞台は、大演奏の「とうがにあやぐ」と「大世栄」で幕開け。歌い継がれてきた曲の魅力を歌と演奏と踊で披露し、会場から大きな拍手を受けた。
そのほか、徳八流太鼓保存会松堂亨研究所が「長山底~中立ぬみががま」を演奏し、太鼓の音色を会場全体に響かせた。
会場は多くの観客で埋まり、舞台で繰り広げられるレベルの高い歌と演奏に聴き入っていた。