移住先の福山、高野参加/大神で初の合同敬老会
歌や踊りで健康長寿祝う
大神自治会(久貝愛子会長)の合同敬老会が23日、大神島離島振興コミュニティーセンターで開催された。大神島から移住した福山、高野の両地区からも参加する初の合同敬老会。歌や踊りなど多彩な余興が披露され、地域を挙げてさらなる健康長寿を願った。
敬老会は友利和子さんによる日舞で幕を開けた。友利雄大君、はるた君の兄弟は「パプリカ」を披露し、「おじいちゃん、おばあちゃん、おめでとうございます」と祝福した。
川満健功がんずう三線教室の民謡ショーでは、手拍子をしたり、口ずさんだりして楽しんだ。ステージ前で踊り出す高齢者もおり、大いに盛り上がった。
大神島からは1952年に福山、61年に大野越(高野)に開拓移住している。今回は移住した高齢者たちも大神島に結集した。
高野地区から参加した伊佐秀夫さんは「合同敬老会に参加でき、うれしく思う。年を取るごとに故郷が恋しくなる。先輩たちが島の文化を守ってきたことに感謝している。大神島がいつまでも続くこと願っている」と話した。
会の冒頭、久貝会長は「多くの皆さんに参加いただき、大変うれしい。生まれ育った島で元気なうちに敬老会をやりたいとの声があり、初めての合同敬老会を開催することとなった。楽しいひとときを過ごしましょう」とあいさつした。
敬老会の前には「大神島憲章」の勉強会が開かれた。池間島憲章の制定に関わった前泊博美さんが講師に招かれ、制定までの経緯や苦労、現状などを説明。参加者らは真剣な表情で聞き入っていた。