台湾チャーター便就航/マンダリン航空
下地島空港で熱烈歓迎
下地島空港と台湾花蓮を結ぶチャイナエアライングループのマンダリン航空チャーター便が25日、就航した。台湾からも乗客を運ぶ双方向チャーターで28日までの3泊4日のツアーを組んでいる。初日は台湾から61人が来島。到着ゲート前では宮古島観光協会の職員らが記念品を配布するなど盛大に歓迎した。また、台湾行きには宮古島市の下地敏彦市長や市の関係者、一般乗客など85人が搭乗。台湾ではクルーズターミナルなどを視察する。
下地島空港ターミナルが今年3月に開業してから、定期便として2社が就航し、チャーター便の就航は4社目で、台湾への運航は初めてとなる。使用機材はエンブラエル190型で103人乗り。下地島-花蓮間を約50分で結ぶ。花蓮は台湾中部東海岸の都市。台湾政府が東海岸のインバウンドに注力しており、今回のチャーター便運航は政府交通通信局の財政支援が後押ししたという。
チャイナエアライン沖縄支店のウェイン・ウェイ支店長は「運行できて光栄。今回初の下地島空港からのチャーター便で興奮している。宮古島は美しい海、ゴルフコースなど台湾の人たちもそれに魅せられて来る人もいると思う。台湾からは沖縄には毎年100万人近く来ているが、そういう人たちにも宮古島の魅力を紹介していきたい」と話した。
また、定期便に向けては「相互の客の需要が最も重要。定期便では搭乗率70~80%が必要となる」と述べた。
チャーター便就航に当たり下地市長は「台湾は一番近く親しみのある外国。やっとチャーター便が就航する。これによりさらに交流が深まると期待している。きょうが最初のフライトとなるがこれから大いに活用してもらえれば」と話した。
下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎代表は「島の人たちからも台湾便運航の声を多く頂いていた。チャーター便がスタートし、実現できたことをうれしく思う。定期便となるように島の人たちと大切に育てていきたい」と展望を語った。