相互交流で意見交換/分校設立へ長榮大と市
台湾の長榮大学の孫恵民副学長と同大学OBの呉玉山理事長ら21人が25日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、意見交換をするとともに、同大学と宮古島市との相互の交流について期待を寄せた。
来訪したのは孫副学長、呉理事長を始め、各学部の部長や教授、OB会のメンバーら。同日就航した台湾ー下地島路線のチャーター便を利用し来島した。これまで台湾からのフライトは那覇経由となり、乗り換えの時間を含めて所要時間は約6時間ほどかかるが、直行だと約70分で来ることができるという。
孫副学長は「宮古島市の協力のおかげで長榮大学も日本教育センターを設立することができた。将来、(宮古島に)分校を設立できるよう頑張っていきたい。今後の直行便が定期便になるよう願っている。定期便になることで台湾と宮古島がさらなる交流が深まると思う」と期待を寄せた。
長濱副市長は長榮大学との交流や市の農業などを紹介するとともに、「宮古島にようこそ。これまで長榮大学とは交流を深めており、センターも宮古島にできた。宮古島には高校までしかなく、卒業すれば島を出て行く。分校ができれば子供たちも残って学問を進めていくことができる。お互い活性化、発展できるような関係が構築できれば」と話した。