ゲームやレクで交流/障がい者フェス
中学生ボランティア参加
第35回宮古地区障がい者フェスティバル(主催・宮古地区社協連絡協議会)が24日、市上野体育館で開催された。
会場には地域で生活する障がい者やその家族、中学生のボランティアら約400人が参加し、ゲームや舞台発表などを楽しみながら笑顔の交流で親睦を深めた。
主催者あいさつで、同協議会の饒平名建次会長は「35回目を迎えたこのフェスティバルで楽しい時間を過ごし、皆さんが多くの人たちと友情の輪を広げることを願っている」と呼び掛けた。
来賓あいさつで下地敏彦市長は「共生社会の実現には相互理解が不可欠。支え合い、心のバリアフリー化のために市としてもしっかり取り組みたい」と話した。
参加者は輪投げやバスケットボール(フリースロー)、スカットボールなどのゲームを楽しんだ。
似顔絵コーナーもあり、完成した自分の笑顔の似顔絵を喜ぶ参加者の姿も見られた。
また、舞台発表では、フラダンスなどが行われて会場を盛り上げた。
会場では、北中、西辺中、城辺中、上野中、下地中、多良間中の生徒約50人がボランティアとして参加し、障がい者たちの楽しい時間をサポートした。
多良間中2年の新里鈴さんは「島ではこうした機会がほとんどないので良い経験になっている。来年もボランティアとして参加したい」と話した。
「共に築こう友情の輪」をスローガンに毎年行われている同フェスは、障がいのある人も、ない人も互いに相互理解を深めながら、地域社会のノーマライゼーションを実現し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けた機会とすることを目的に毎年実施している。