各部の取り組み分析/エコ推進計画環境保全部会
委員が課題再確認
エコアイランド宮古島推進計画検討委員会の環境保全部会が27日、市役所平良庁舎で開かれた。同部会で2・0で定めた五つのゴールに向けて市の各部局が取り組んだ内容や分析結果、今後の課題などについて事務局が説明。委員らが課題などについて再確認した。
エコアイランド宮古島宣言2・0では目指すゴール(指標)として、①地下水水質・窒素濃度低減②家庭系ごみ排出量削減③エネルギー自給率向上④サンゴ被度拡大⑤固有種の保全-の五つを掲げ、2030年と2050年での具体的数値目標を設定し、達成を目指し取り組みを進めている。
同部会では同計画のフォローアップとして2018年度に市が取り組んだ事業内容などを説明した。このうち、地下水水質・窒素濃度低減では生活排水対策として公共下水道加入促進事業を紹介。効果が期待される都市下水道への接続率向上に向けた取り組みとして、年間250世帯の加入を目標に設定した。
実績は開始世帯数が151世帯と目標数値には届かなかったものの17年度の90世帯よりは増加した。要因として建設ラッシュの影響があると見ている。課題は補助金が活用できていない事などを挙げ、解決へ向けて次年度に向けて補助金交付要綱の策定を進めており、20年度の予算を要求している。
このほか、家庭系ごみの排出量、不法投棄対策、市民や団体などによるクリーン活動拡大、サンゴ被度、固有種の保全についても意見を交わした。
冒頭、エコアイランド推進課の善平勝課長が「豊かな島を継続するため五つのゴールを定めたが、それ以外にもエコに関する意見を各委員から伺いたい」などとあいさつした。28日は資源循環部会と産業振興部会が市役所平良庁舎で行われる。