新庁舎再来年1月開庁/市議会一般質問
移転作業は来年末から/進捗率27%、市が日程公表
平良西里(市消防本部北側)で建設工事が進められている市総合庁舎の進捗(しんちょく)率(11月末)は27%で、市によると順調に進んでいる。2020年12月に完成予定で、現庁舎からの移転作業を経て、21年1月初旬から新庁舎での業務を開始する。12日に行われた開会中の市議会(佐久本洋介議長)12月定例会の一般質問で、平良和彦氏の質問に長濱政治副市長が答えた。
答弁で長濱副市長は、建物本体の完成は20年10月末を予定し、駐車場や植栽などの外構工事を含めた全ての工事は同年12月完成を見込んでいるとした。
市は当初、21年4月開庁を目指していた。しかし、3月、4月は、市民の転出転入に伴う手続きが増加し、窓口業務が繁忙期になることを懸念。混乱を避けるため、現庁舎から新庁舎への移転作業を20年の年末から21年始めに掛けての連休を利用して行う予定。
これらを踏まえ長濱副市長は「新庁舎での業務開始は、令和3(2021)年1月初旬ごろが適当と考えている」と答弁した。
新総合庁舎は鉄筋コンクリート造りの3階建て。保健センターを併設する。延べ床面積は2万502平方㍍。
駐車場は来庁者用、公用車用ともに200台ずつを確保する。
2005年の市町村合併以降続く現行の分庁舎方式を解消し、窓口機能等を統合して行政運営上の効率と利便性を高める。
建設費は94億円余、用地購入費を含む総事業費は105億円。