一斉放水、災害ゼロ誓う/宮古島市消防出初め式
防災意識の啓発に全力
2011年宮古島市消防出初め式が6日午後、市消防本部で行われた。式典で下地敏彦市長は「迅速かつ的確な消防業務で市民の生命と財産を守り、安全で安心な街づくりを推進する」と強調し、式典参加者とともに防災意識の啓発と災害ゼロを誓った。式典後は職員が展示訓練や一斉放水を行い、新しい年に決意を新たにした。
式典に先立ち下地市長や一日消防長の砂川美乃さんらが職員の服装などを特別に点検した。この日はあいにくの悪天候だったが、消防職員や団員は雨や風に打たれながらも姿勢を崩すことなく決意の強さを示した。
この後の式典で下地市長は「自分たちの地域は自分たちで守るという基本理念の下、安全で安心な街づくりのために災害に備えている消防職員や団員に感謝したい。今後も災害から生命や財産を守るという職務の重要性を深く認識して心身の鍛練や技術の向上に努めてほしい」と話した。
一日消防長の砂川さんは「市民の生命や財産を守るために、災害ゼロを目指して努力を続けてほしい」と呼び掛けるとともに、広く市民に防災意識の普及に努めると誓った。
式典では、仲井真弘多知事や宮古島市議会の下地明議長、県消防協会の松田進会長が祝辞を述べ、市消防本部のさらなる発展に期待を込めた。幼年・少年防火クラブの子どもたちはかわいらしい余興を披露して出初め式に花を添えた。