「防犯の輪」広げよう/警察、防犯協会
年末年始で警戒パト
年末年始における安全と安心を確保するため、宮古島警察署(上運天幸徳署長)と宮古島地区防犯協会(前川尚誼会長)は19日夕、市内商店街で総合警戒パトロールを実施した。約50人が参加して市内を歩き、チラシや菓子を配りながら防犯意識の高揚に努めた。
この日の警戒活動に参加したのは警察、防犯協会のほか、宮古島市、県宮古事務所、少年補導員連絡協議会、交通安全協会、防犯ボランティア団体の皆さん。
宮古島署で行われた出発式で上運天署長は「パトロールを実施して、防犯の意識高揚と犯罪の防止をアピールしていきたい」と活動の意義を強調し、「(年末年始は)金融機関とかコンビニに対する強盗事件のほか、ひったくりなど女性や子どもが被害に遭う犯罪が多発する傾向にある。このような事件・事故を防止するためにも商店街をパトロールして意識の高揚に努めていきたい」と話した。
続いて防犯協会の前川会長が「パトロールで防犯をPRし、この宮古島から1件でも事件事故を減らせるよう頑張ろう」と参加者に力強く呼び掛けた。
下地敏彦市長と県宮古事務所の稲福具実所長(いずれも代読)は、それぞれ事件事故の防止と防犯意識の高揚に行政機関を挙げて取り組む決意を示した。
最後に防犯協会の真壁寛樹副会長が「防犯の輪」を広げようと安全宣言。事件事故のない魅力あふれる宮古圏域づくりを誓った。
この後一行は市内商店街に移動し、複数班に分かれてパトロールを行い、チラシを配りながら広く市民や観光客に防犯を訴えた。