天然ガス利活用向け協議
年度内に報告書まとめ/市資源事業化推進検討委
市天然ガス資源事業化推進検討委員会(委員長・長濱政治副市長)の2019年度第2回の会議が19日、市役所平良庁舎で行われた。これまでの事業化業務と実証業務の進捗(しんちょく)状況についての中間報告が行われ、今後は来年2月に第3回目の会議を開き、年度内には事業化と実証についての報告書をまとめるとしている。
あいさつで長濱委員長は「これまで天然ガスのいろいろな使い方について模索してきた。民間からも活用したいとの声があり、この取り組みは間違っていないと感じている。事業化に向けてしっかり協議してほしい」と呼び掛けた。
天然ガス資源実証業務委託については、100%天然ガスを使用した発電機実証▽コンテナ植物工場実証-などを行っている。
コンテナ植物については、栽培品種としてリーフレタス、カラシナ、バジル、ルッコラなどの栽培に取り組んでいることが報告された。
今後まとめられる報告書については、11月に設立した市水溶性天然ガス資源利活用推進協議会の中で示されて、情報を共有していくとしている。
この取り組みで市では、民間企業が参入できるように地域未来投資促進法の対象枠になるような事業計画の作成を目指している。
対象枠になると一括交付金や離島活性化推進事業、沖縄振興特定事業推進費の利用が見込めることや環境省や経済産業省の補助金を想定している。