「飢餓、病気救って」
中学生が街頭募金活動/海外たすけあい
日本赤十字社の「NHK海外たすけあい」の街頭募金活動が21日、市内の大型スーパー前で行われ下地中、鏡原中、久松中の生徒計40人が市内3カ所に分かれ、買い物客らに協力を呼び掛けた。
この募金活動は、世界で1億3000万人もの人々が紛争や自然災害、飢餓、病気などで命の危機に直面していることから、その支援を目的に実施している。
サンエーショッピングタウン宮古衣料館前では、下地中の生徒が募金活動を実施した。
買い物客に対して、生徒たちは「100円で伝染病から守る薬36人分届けることができる」「きれいな水が得られず、1日1000人の子どもが命を落としている」などと訴えて、支援を求めた。
生徒たちが切実な現状を報告しながら、支援の必要性を訴えると、買い物客らもその話に聞き入り、積極的に募金していた。
鏡原中はタウンプラザかねひで宮古店前で、久松中はマックスバリュ宮古南店前で募金活動を行った。
「海外たすけあい」は、日本赤十字社とNHKなどが主催し、12月1日から25日までの間に実施されている。
募金は紛争や自然災害、飢餓、病気などで命の危機に直面している人を救うための活動に使われている。これまでに157カ国に支援の手が差し伸べられたという。昨年度は全国から7億1110万円が集まった。