指定管理候補決まる/伊良部大橋橋詰め広場
今月末の市議会に提案へ/愛称は「いらぶ大橋海の駅」
4月の供用開始に向けて伊良部大橋橋詰め広場の指定管理者候補が昨年末に行われた選考委員会で決定した。1月末に予定している市議会の臨時会に議案として提案され、可決されれば正式に決定される。また、同広場の愛称についても伊良部島中学校の生徒から応募された作品の中から「いらぶ大橋海の駅」に決定している。
市によると、指定管理者については2社が応募。昨年の12月23日に行われた市の職員や地域の代表者らで構成する選定委員会で1社に絞られて指定管理候補が決定している。
指定管理候補になった企業については、議会への議案提案時点で示されるとしている。
指定管理者は、同広場と市伊良部大橋観光拠点施設の管理運営を行う。市によると同施設内部にあるレストラン運営は指定管理者が直営で行うとしている。
議会議決を受けて、正式に指定管理者となった企業と市は3月中にも協定書を交わし、4月からの供用開始を目指している。
同広場の愛称については、伊良部島中学校の生徒を対象に募集。67作品の中から意見交換会の中で2作品に絞られ、下地敏彦市長が伊良部中学校2年の池村恋華さんの作品「いらぶ大橋海の駅」に決定した。
今後、市ではレストランなどが入る拠点施設の愛称についても決定するとしている。
同拠点施設の工事の進捗(しんちょく)率は昨年末現在で72%。1月末までには90%を超えると見込んでいる。
同施設の延べ面積は546平方メートル。1階部分が売店(130平方メートル)で、そのほかにも事務室、給湯室などが設置される。
また、2階部分は、美しい海と伊良部大橋、宮古本島を眺めながら食事ができる座席数80席のレストラン(125平方メートル)となっている。
そのほか、橋詰め広場(施設延べ面積6967平方メートル)には、50台(大型バス4台、障がい者用2台含む)分の駐車場やイベント広場、眺望広場、展望広場、あずまやなどが設置される。