都市基本計画改定へ/第1回策定委
急激な社会変化に対応/新庁舎周辺の構想案説明
市都市計画マスタープラン策定委員会の第1回会合が14日、市役所下地庁舎で行われた。下地敏彦市長から14人の委員に委嘱状と辞令が交付され、委員長に琉球大学の池田孝之名誉教授が就任した。この日は市の都市計画マスタープランの改定に当たり市の人口動態などの現状や、市役所新総合庁舎周辺地区のまちづくり構想案などについて事務局から説明を受けた。
あいさつで下地市長は、市は2009年に都市計画マスタープランを策定しているが、新総合庁舎の建設や入域観光客の急増などで新たにマスタープランを策定する必要が生じていると強調した上で「宮古島は大きく変貌を遂げている。この状況を踏まえた形で将来を見越した都市計画マスタープランを策定したい。皆さんのこれまでの知見を大いにこの計画の中に取り入れたい」と述べた。
新総合庁舎周辺地区のまちづくり構想はコンセプト(目的)を「市民の暮らし・健幸・活力を支える交流拠点づくり」と設定した。
構想の課題として①計画的な土地利用の規制・誘導②新たな拠点地区として魅力的な場づくり③周辺地区との連携を強化し市の発展を誘導すること-の必要性が挙げられた。一方、目的を達成するために▽未来に輝く市民交流拠点づくり▽緑豊かな健康住まいづくり▽まちの多様性の創出▽地域とつながる仕組みづくり-に取り組む必要があるとの考えが示された。
委員は次の通り。(敬称略)
▽委員長=池田孝之(琉球大学名誉教授)▽副委員長=下地義治(宮古島商工会議所会頭)▽委員=神谷大介(琉球大学准教授)伴野賢太郎(下地島エアポートマネジメント代表)中尾忠筰(平良港整備促進期成会副会長)多宇陽祐(宮古青年会議所理事長)豊見山貴仁(伊良部商工会青年部長)庄司優(沖縄企画開発)平良勝一(県宮古土木事務所長)下地康教(市建設部長)友利克(市企画政策部長)楚南幸哉(市観光商工部長)下地律子(市福祉部長)松原清光(市農林水産部長)