葉タバコ苗 本畑へ移植
豊作へ作業本格化
生産農家
葉タバコの苗を育苗ハウスから本畑に移す作業が始まっている。宮古地区の今期栽培面積は456㌶。目標とする反収(10㌃当たりの収量)226㌔の達成に向けて、各地の生産農家が本畑栽培で精を出す。
2020年産葉タバコは12月上旬の一斉播種でスタート。育苗ハウスで1カ月半ほど栽培した。苗は約10㌢の大きさになった。
本畑への移植は、早いところで12日から始まっているという。それぞれ「AP-1」という機械を使って移植しており、マルチビニールを張った畑に35~40㌢間隔で植え付けている。
上野地区で作業を行っていた農家は「今年の苗の出来は良い」と話し、20年産の豊作に意欲を見せた。
今期の地区別農家戸数と栽培面積は▽平良13戸、44㌶▽城辺32戸、150㌶▽下地28戸、112㌶▽上野25戸、100㌶▽伊良部8戸、29㌶▽多良間9戸、22㌶-となっている。
葉タバコ栽培の前期実績は、生産量は前の年を232㌧下回る1058㌧、反収216㌔と収量が伸びなかった。品質は良く、平均キロ単価は2029円の高値が付いている。
今期は前期減産した収量の分まで挽回を期す。収穫は3月下旬ごろ始まる。