国際交流で笑顔満開/韓国の中高生
宮総実訪問しランチ交流
国際交流のため宮古島に滞在している韓国の中高生が16日、宮古総合実業高校を訪問し、実習現場を見学したり、昼食を共に食べたりしながら交流を深めた。
今回の学校訪問のきっかけは、同校2年の瑞慶山慈深(いつみ)さんが年末年始に韓国で開かれたキャンプに参加したこと。「いつみが暮らしている宮古島を訪ねたい」。そんな強い熱意を持った中高生の9人とスタッフ5人の計14人が12日から来島している。
韓国の中高生は、宮総実で実習を見学し、韓国と日本の教育の違いに触れながら学習意欲を高めた。
見学を終えると、同校の生徒と昼食を取った。主に2年生の教室に入って手持ちの弁当を広げ、和やかな時間を過ごしていた。
瑞慶山さんの隣で昼食を食べていたゴ・ピョンジュさん(17)は「学校見学はすごく良かった。韓国の高校と似ていて不思議な気分になった」と感想。それでも学校の敷地の広さには驚いた様子で「自然がいっぱいで勉強に集中できる環境がある。とても自由で開放的だった」と話した。
韓国の友人に囲まれて昼食を取る瑞慶山さんは最後までにこやか。年末年始の韓国キャンプも含めて「韓国がとても好き」と話しながら交流を楽しんでいた。