市博物館 入館者数1万7000人
1月時点で前年度超え/企画展、ツアーコース好評
市総合博物館(平良恵栄館長)の2019年度入館者数が今月19日現在で1万7051人となり、すでに昨年度1年間の総数1万5228人を超えた。今後も順調に推移すれば1989年の開館以来3度目の2万人を超える可能性もあるとしている。また、開館から30年間の入館者数も今年度で40万人を突破している。
同館の入館者数は、開館した翌年度の90年度と91年度に2万人を超えたが、その後は減少傾向で推移してきた。
その後は、1万人を下回る年度もあったが、企画展などに力を入れるなどの取り組みで2016~18年度は1万4000~1万6000人台で推移していた。
19度は、夏場の企画展が好評で一気に入館者を増やしたほか、11月からは大手旅行会社のツアーコースに博物館が組み入れられ、11、12月とも入館者数は1600人台で推移している。
そうした影響もあり19年度は、今月19日現在で25年ぶりに1万7000人台を突破している。
入館者の大幅増について、平良館長は「今年度は昨年11月から大手旅行会社のツアーのコースになったほか、昆虫展などの企画展にも多くの来場があった。また、各学校の授業の一環で多くの子供たちが来館したことなども影響していると思う」と話した。
今後も24日から第36回企画展「平成29・30年度新収蔵品展」を予定しているほか、現在の大手旅行会社のツアーも継続していくことから、3度目の2万人台にも期待が高まっている。
平良館長は「次年度もサシバ展など趣向を凝らした企画展を計画しており、これまで以上に入館者が楽しめる博物館にしていきたい」と意欲を示した。