保良泉の保全協定締結を
マリンレジャー事業者へ説明会/沖縄県
県が取り組むエコツーリズ推進のための制度「保全利用協定」を城辺保良にある「保良泉ビーチ公園」で締結するための説明会が22日、市役所平良庁舎で行われた。島内でダイビングやカヤックなど体験型マリンレジャーを提供する事業者の代表らが参加し、県の職員から制度の説明を受けた。
同協定は、観光客の増加や自然体験観光への注目の高まりを背景に、過剰利用による自然観光資源の劣化が懸念されていることから、保全と利用のバランスを取りながら次世代に豊かな自然を継承し、同時に観光産業の持続的な発展を図ることを目的に策定されるもの。JTB沖縄が県環境部から同協定に関する業務を受託している。
協定を結ぶ事業者は▽自然環境への配慮(定期的なモニタリング等)▽安全管理への配慮(ツアーの人数制限等)▽地域への配慮(駐車マナー等)-の三つの自主ルールを策定し、県に申請して知事から認定をもらう。
「保良泉ビーチ公園」の保全利用協定締結に向けては、今年度中に事業者間や市、県など行政と自主ルールについて話し合うワークショップを実施し、話し合いなどを進めて、来年度には協定を締結する方針。