アダン葉で風車作り
子どもたちが昔遊び体験/東小で琉大同窓会宮古支部
琉球大学同窓会宮古支部(長濱幸男支部長)は22日、東小学校(平良吉嗣校長)主催の「昔遊び」の支援活動を行った。同校1年生83人が生活科の時間に取り組んだ拳玉や宮古ごま回しなど昔ながらの遊びの遊び方について同支部のメンバーらが児童たちに分かりやすく教えた。
「昔遊び」は生活科の授業の「季節を探そう」の一環。冬は室内遊びをテーマに実施しており、昔の子供たちがどのように遊んでいたのかを学ぶとともに、遊びを通して地域住民や祖父母と交流を深め、感謝の気持ちを育むことなどを目的に行われている。同支部のメンバーのほか、児童たちの祖父母らも参加した。
児童たちは八つのグループに分かれておはじきやゴムとび、こま回しやアダンの葉っぱを使った風車の作成などに挑戦。支部のメンバーや祖父母から作り方や遊び方を教えてもらい、一生懸命に取り組んだ。
授業の冒頭、下地花乃さんと波名城美星(きらり)さんが「きょうは私たちのために来てくれてありがとう。授業で昔の遊びを勉強したが、まだうまくできないのでたくさん教えてほしい」とあいさつした。長濱支部長は「昔はおもちゃを手作りして遊んでいた。きょうは皆さんと一緒に遊ぶということで楽しみにしている」と呼び掛けた。