政治・行政
2020年1月24日(金)8:58
新年度予算、過去最大へ/宮古島市
1次内示 440億円規模
宮古島市はこのほど、新年度(2020年度)一般会計当初予算案を各部に1次内示した。復活折衝などを経て2月4日に最終内示する予定。予算総額は過去最大の440億円規模となる見通し。市では予算のピーク時は新年度と見ており、次年度から減少するとしている。
下地敏彦市長は新年度の予算編成について、ソフト面に重点的に配分する考えを示している。具体的には、小中学校の給食費完全無償化など、子育て支援や貧困対策の拡充を図る考えだ。
ハード面では、学校統廃合に伴う教育施設の整備や台風、低気圧などの荒天時に、物資供給不足に対応する機能を持つ物流センターを整備する予算を盛り込む方針。
市の予算は19年度に当初予算段階で初めて400億円を超える404億円となり、財政計画に定められた332億円を72億円上回った。財源不足を補うため、初めて財政調整基金から13億円を取り崩して一般会計に繰り入れた。
新年度予算でも同様な措置を取る予定だが、宮国高宣総務部長は「取り崩す額は19年度よりは少なくなる」と話した。