市総合体育館 建て替えへ委託料計上/伊良部大橋
橋詰め広場管理委託も/30日の市議会臨時会に提案
市議会(山里雅彦議長)の臨時会が30日に開会する。提案されるのは市総合体育館の建て替えに向けた委託料などを含む一般会計補正予算のほか、4月の供用開始を予定している伊良部大橋橋詰め広場(伊良部大橋観光拠点施設)を伊良部島産業振興(川平三秀社長)に管理委託する議案など20件が審議される。
議案説明会が27日、市役所平良庁舎で開かれ、市当局が議案の提案理由などを説明した。
総合体育館は台風による強風で屋根の一部が吹き飛ばされ、中央部分に大きな穴が開き、雨がそのまま流れ込んでいたことから、改修工事を行った。しかし、フロアの中央部分は腐食が進み、使用できない状態。
新しい総合体育館の建設に向けて、年度内に基本構想および基本計画の策定に着手する。補正予算に委託料1000万円を計上した。複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設整備事業で、市の計画によるとメインアリーナの床面積は約6200平方㍍で現施設より2100平方㍍広くなる。収容人員は3000人で、サブアリーナやトレーニング室も備える計画。
伊良部大橋橋詰め広場は指定管理者制度で伊良部島産業振興に管理委託する。施設の1階は売店、事務室、給湯室。2階は80席の展望レストランとなる。50台収容の駐車場、イベント広場、眺望広場、あずまやなどが整備される。愛称は伊良部島中学校の生徒の作品で「いらぶ大橋海の駅」と決まっている。
提案される補正予算は一般会計が1986万円、特別会計が63万円。主に人事院勧告に基づく人件費の補正。伊良部島での野球場整備の請負契約、久松放課後児童クラブと伊良部佐和田の「いなうの郷」の指定管理などの議案も提案される。