狩俣を魅力ある地域に/SDGsを考える円卓会議
狩俣を魅力ある地域に/SDGsを考える円卓会議
市のエコアイランド宮古島における地域循環共生圏構築委託業務「宮古島とSDGsを考える円卓会議~狩俣地域の困りごとを通して持続可能な地域づくりを考える~」が26日、市クリーンセンター会議室で行われた。市の職員や地域の代表らが参加し、魅力ある地域づくりに向けて意見を交換した。参加者からは不便さなどが課題として指摘される一方で、不便で小さな社会だからこそ住む人たちとの関わりによって、自らの役割が地域にでき、それが住む魅力になるなどの意見が出された。
この取り組みは、社会環境が大きく変化している中で、市民生活を豊かにするために地域資源を活用した持続可能な地域づくりを目指して開催された。
協議では、市からエコアイランド推進課の三上暁係長のほか、狩俣自治会の池間豊会長、同地区に住む佐渡山隼人さん(宮古高校2年)らがそれぞれの立場から地域の課題や持続可能な地域になることを目指して意見を交換した。
会場には多くの来場者が詰め掛け、協議内容に耳を傾けたほか、会場全体の協議では考えやそれぞれが意見を出し合って、協議を深めた。
地域の課題については、不便さなどが出され、利便性の向上を求める声がある一方で、狩俣らしい地域との関わりを有効にアピールして魅力を発信することも意見として示された。
小さな社会だからこそ、地域との関わりが生まれて自らの存在感を感じることができることや、地域に対してそれぞれが役割を担うことで、そこで住むことの魅力につながるなどの意見も出された。
さらに、そうした地域で頑張る大人たちの姿を見て、子供たちも自分たちが住む地域の魅力を感じ、いったんは島を出ても再び戻ってきて地域のために新しい取り組みが生まれる可能性にも期待を寄せた。