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社会・全般
2020年1月28日(火)8:54

【行雲流水】(絆)

 関東南秀同窓会は会報『絆』第21号を出版した。誌面は故郷宮古への想いにあふれている。巻頭言で国仲晃行会長は「人生100年時代に生きる」と題して、質の高い健康年齢を延ばすには、運動と人との交流の大切さを説き、同窓会での交流の広がりに期待を寄せている

▼下地隆氏は「宮古高校卒業50年を祝う会」への参加報告をしている。「校歌を歌うと熱いものが込み上げてきた」。「同期の絆を深めるとともに互いの健勝と再会を誓い合った」

▼結の橋学園の校歌を作詞した高橋尚子氏が校歌に込めた思いをつづっている。結の橋学園が希望の学園、心豊かで、人生をたくましく歩む力を育む学園、そして、生徒が世界へ大きく羽ばたく学園となる願いが込められている

▼宮古島地下水研究会共同代表友利直樹氏(医学博士)は宮古島地下水について、農薬や化学肥料、自衛隊施設や観光施設による生活排水の増加に伴う地下水の硝酸性窒素による汚染、さらに有害な自衛隊施設排水による重金属や化学物質による汚染、乳幼児の健康に重大な影響を及ぼす鉛弾の射撃で飛散する鉛粒子による汚染の危険性を指摘している

▼川上正人副会長は、東日本大震災の傷痕はいまだ癒えていない。プロ化したスポーツの商業主義や権威主義。オリンピックは本当に文化や平和の祭典なのか、と問う

▼上原英夫事務局長は「編集後記」に書いている。「故郷宮古島は今バブル景気にわいている。されど、その行く末はいかに。〝バブルわき故郷遠くなりにけり〟とならないことを祈るばかり」。(空)


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