量販店からマスク消える/新型肺炎
売り切れ続出 市民生活にも影響
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は、宮古島の市民生活にも影響を及ぼし始めている。市内のドラッグストアなどでマスクの売り切れが続出。入荷が少ない上、入荷後もすぐに品切れになる状況が続いている。宮古では、中国からの大型クルーズ船の寄港中止が相次ぐなど、いまだに収束する気配がない中で今後、どのような影響が出てくるのか各方面の不安が高まっている。
平良松原の店舗によると、、感染拡大の報道が多くなった1週間前から購入が一気に増えたという。
中国からの観光客らが大量に購入していたため、地域住民に行き渡るようにするため、1人2個までと購入制限を始めたが入荷している10種類はすでに完売した。
30日に1種類入荷したが、それでもすぐに品切れになるという。
別のドラッグストアでも陳列台からマスクの商品は消えていた。「品薄状態が続いており、入荷状況は店員に確認してほしい」などと張り紙していた。
マスク以外に新型肺炎の影響で、購入が増えているのは消毒用スプレー。陳列台には2~3個残っているだけだった。
買物客の男性は「小さいサイズしか残ってないので、買うかどうか迷った。ないよりはあった方がいいので数個購入したい」などと話していた。
新型肺炎をめぐっては、島内でも防疫体制や対応策について動きが生まれており、31日には平良港保安委員会(委員長・下地敏彦市長)による会合が開催され、情報を共有するとともに連絡体制の構築等を行うとしている。