謝花さん(82)を功労者表彰
交通安全活動10年余/県交通安全推進協
【那覇支社】交通事故の防止に功績があった個人や団体をたたえる「2019年度県交通安全功労者等表彰式」(主催・県交通安全推進協議会)が31日、県庁で開催された。宮古地区からは、県推進員として交通安全を呼び掛ける活動を10年以上にわたり続けている謝花ツルさん(82)が、交通安全功労者として表彰状を授与された。
謝花さんは「うれしいです。表彰は一人ではもらえない賞。先輩や同僚の皆さんの協力があってもらえた賞なので、皆さんに『ありがとう』と言いたいです」と喜びを語った。
活動して楽しかった例としては、「以前、学校などで(活動した時に)『ありがとう』と言われたこと」を挙げた。また「最近は宮古の車の多さに驚いているが、皆さん丁寧に運転されています」と述べた。
式典に出席した宮古島地区交通安全協会の新里孝行会長は「謝花さんは10年以上も活動を続けており、本当に感謝している」と笑顔を見せていた。
新里会長によると、宮古地区では県推進員が約30人いるほか、地区ごとにも支部推進員が活動しているという。最近はボランティアのなり手が減っているといい、新里会長は活動を継続させるため若い世代の参加にも期待を寄せた。
同日は、優良自動車運転者4人、交通安全功労者15人、交通安全功労団体8団体に謝花喜一郎副知事から表彰状が授与された。
県交通安全推進協議会長を務める玉城デニー知事からの「皆さまは、各地域や職場などで日ごろから交通安全活動に献身的に取り組まれた。深く感謝する」とのメッセージも披露された。