師弟そろって日本代表に/世界ラート競技大会出場へ
赤坂さん、伊佐教諭(宮総実)が世界挑戦
茨城県つくば市で1月25、26日に第25回全日本ラート競技選手権大会が開催された。宮古総合実業高校(平良淳校長)体操部の赤坂俊璃さん(2年)がジュニアの部(高校生以下)3種目で優勝し、同部顧問の伊佐義史教諭がシニアの部で総合2位という成績を収め、共に7月にアメリカで行われる第14回世界ラート競技選手権大会へ日本代表として出場することが決定した。全日本大会の結果報告会が31日、同校で行われ、赤坂さんと伊佐教諭が世界選手権大会へ向けて意気込みを語った。
ラートとはドイツ発祥のスポーツで、2本の鉄の輪を平行につないだ器具を用いて、さまざまな体操を行う競技。
赤坂さんは入学時の部活動紹介で伊佐教諭のラート競技を行う姿を見て興味を持ち、入部を決めた。今大会では直転、斜転、跳躍の3種目で優勝した。「全国大会は昨年に続いて2度目だったのでレベルは分かっていた。練習で力を付けていたので自信はあった。世界大会では、まだ通用しないのでレベルを上げて臨みたい」と抱負を話した。
伊佐教諭は大学の体操部でラート競技を始め、競技歴は15年になる。これまでの最高位だった総合3位を上回り、最高成績を挙げた。「大会前は腰痛でほとんど練習できなかったが、これまでの経験が生きた。世界大会は3度目。頂点を目指したい」と意気込みを語った。