城辺中など「豊見親賞」/お話パフォーマンス大会
宮古方言たっぷりに/中学生が落語や劇など披露
第9回方言お話パフォーマンス大会(主催・宮古地区中学校文化連盟)が2日、市未来創造センター多目的ホールで行われた。中学生が宮古方言で民謡や落語、劇などを堂々と披露。審査の結果、最優秀賞に当たる「豊見親賞」には、宮古島の遊び歌を披露した城辺中などが輝いた。
第25回宮古地区中学校総合文化祭の一環。8校から11組・個人が出演し、それぞれの地域に伝わる方言で、練習してきた成果を発表した。
大会は、民謡、お話、パフォーマンスの3部門で審査が行われ、最も評価を受けた学校に豊見親賞が贈呈された。
民謡部門の豊見親賞に選ばれた平良中は「三線の花」を宮古方言で歌い、高評価を得た。出演者の1人である下地夢華さん(1年)は「民謡を通して、方言をこれからも使っていきたい」と笑顔で話した。
お話部門の豊見親賞を獲得した西辺中の仲間恒光さん(2年)は、方言落語「三枚のお札」を発表した。
受賞については「ハキハキと話すよう練習してきた。昨年取れなかった豊見親賞が取れてうれしい」と喜んだ。
パフォーマンス部門の豊見親賞に輝いた城辺中は、お手玉をしながら数え歌などを披露。伊藤ななみさん(1年)は「名前を呼ばれて驚いた。昔の遊びは楽しいので、これからも伝えていきたい」と誓った
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豊見親賞は次の皆さん。(敬称略)
【民謡部門】平良中(荷川取美佑、伊計風音、下地夢華)
【お話部門】西辺中(仲間恒光)
【パフォーマンス部門】城辺中(下地柊慶、鈴木東一朗、砂川琉都弥、平良颯汰、平良涼空、伊藤ななみ、友利心乃、西里柚南、福里友梨、與那覇知優)