会場を包み込む歌声/7団体が個性豊かに
第14回「合唱祭」(宮古合唱連盟主催、宮古島市教育委員会共催)が23日、マティダ市民劇場で開かれた。7団体230人が出演。童謡やポップス、クラシック、昭和の歌謡曲など幅広いジャンルの歌声で会場を包み込んだ。
みやこ少年少女合唱団が「風よふけふけ」の元気な歌声で幕開けを飾ると、城辺女声コーラスすなかぎは「いい日旅立ち」など山口百恵のヒット曲をメドレーで聞かせた。
ブーゲンビリアコーラスは「エール」を、宮古フロイデ合唱団は「ジュピター」のクラシック合唱曲を重厚に歌い上げ貫録を示した。
キッチンは「おぼろ月夜」、女声コーラスホップは「かたつむり」などの童謡を優しい歌声で披露。ひらら女声コーラスきらきらは「東京の花売り娘」など懐かしい昭和のヒット曲をメドレーにして楽しませた。
出演者全員で「宮古島市歌」と合唱組曲海のまほろばより「祈り」を合唱しフィナーレを飾ると大きな拍手が沸き起こった。
会場には子どもからお年寄りまでが詰め掛け。出演者と一緒になって合唱を楽しむとともに、それぞれの年代に合った思い出の曲に浸っている様子だった。
合唱祭は、コーラス団体が一堂に会し、相互の交流を図りながら宮古島の音楽文化の発展に寄与することを目的に毎年開催している。来年は15回目の節目を迎える。