1月宮古路線過去最高/JTA・RAC輸送実績
日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古支社(小堀健一支社長)は2月28日、JTAと琉球エアーコミューター(RAC)の1月の輸送実績(速報値)などを発表した。両社を合わせた宮古-那覇線の旅客数が1月としての月間最高を更新する6万937人、RACの宮古-多良間線も3963人で同月過去最高を更新した。前月に引き続いて県外発の宮古ツアーなどの利用が好調に推移した。
宮古-那覇線は1月として初めての6万人台となり、5年連続で過去最高を更新。宮古-多良間線は2年ぶりに更新した。
その結果、JTA・RACの宮古路線合計旅客数が1月として過去最高であった昨年の7万4867人を上回る7万8137人となった。
宮古-石垣線も旅客数が5294人で前年比112・6%と好調さを保っている。
同支社では好調を維持した要因について、県外発の宮古ツアーが順調だったことと、新型コロナウイルスが出始めであったことから影響が少なかったためと分析している。
だが、新型コロナウイルスの影響が顕著に表れてきた2、3月について小堀支社長は「搭乗のキャンセルは増え、予約は少ない状況。航空だけではなく、ホテルなど観光業界全体にとって相当なダメージになる」と懸念した。