食事提供を毎日実施/子ども食堂みゃーくがに
学校休校で緊急対策
島内で唯一の民間企業が運営している子ども食堂「みゃーくがに」(ビザライ、勝連聖史代表)は小中学校の臨時休業(休校)の影響を踏まえて、3日から毎日運営を行っている。同社では「緊急対策として毎日開けることにした。給食がなくなることでの食事の提供がメイン。子供の居場所として活用してもらえれば」と話した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮古地区の小中学校は3日から臨時休校に入った。学校が休みとなることで保護者からは「安全のことを考えたら仕方ない」という声があった反面、共働き夫婦からは「急すぎる」「子どもの面倒を見る人がいない」などと不安の声もあった。
そういった現状を踏まえて、同社ではこれまで土曜日と日曜日だけ運営していた子ども食堂を、学校が休校することで困ってる人たちへの緊急対策として3日から毎日運営している。時間は午前10時から午後5時まで。同社によると子ども食堂の利用は多い時で20~30人ほどだという。
食事の提供は正午から午後2時までで、子供は基本無料。働いている大人は200円となっている。提供している食事の材料は地域からの支援などで賄われており、調理は同社のスタッフが行っている。食事は持ち帰りも可能だがその際には容器持参が必要。
同社では「地域の人たちから支援を頂いているので、こういった状況の時に地域にお返しができればと考えている。預け先がなくて困っている人たちが助かってくれれば。プログラミング教室もやっているので興味のある子供たちには遊びに来てほしい。子供の居場所として活用してもらえれば」と話した。
連絡先は子ども食堂「みゃーくがに」(電話79・0983)まで。